maturimokei’s blog

俺たち妄想族

ゴジラの復活2

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噴射実験 手前が旧電源、奥が新電源と噴射器

1 手動と電動のそれぞれの美点

 人間の欲望とは際限のないものです。ポンプによる手動噴射で完成としたのですが、噴射もラジコン化したいという欲望が抑えきれず、更なる深みにはまっています。手動は微妙な調節ができ、意のままに操れるという強みがあります。ポンプが空気を吸い込む時にどうしても間が開きますが、息を吸うのと同じです。生き物っぽいです。ポンプを外してチューブを口に咥え、自分の息で煙をコントロールすると、まさに気分はゴジラです。いい大人が人前ではできませんが。それに対し電動は、煙を吐き続けます。扇風機ですから。しかし、離れて操作しゴジラの体から線が出ていないという美しさがあります。技術的な困難が予想され克服した喜びがそこに待っている気がするのです。

 

2 電動化の概略

 単一の電池を単三にして、電池スペースを3分の1にするのに成功し、さらにゴジラのゴムの弾力を利用して固定すると、電池ボックスも不要になりました。その空いた空間に噴射器を押し込めようという作戦です。言うは易し、苦難の道が待ってました。でもその前に、私は既に茨の道を歩いてきたのです。

 

3 プラマイ逆

 世界規格はプラスホットと言って、赤色がプラスです。黒がマイナスです。ところがネットで大量に買ったコネクターが全て赤マイナス、黒プラスなのです。初めはそれに気づきませんでした。小学生の時から何の疑いもなく赤プラスと思っていましたから。

 背ビレ発光用のLEDが点かないところから始まりました。分岐した配線のハンダ付けが悪いのか?モーターを繋ぐと回ります。なぜLEDが点かないのか訳がわかりません。実はその時モーターも逆に回っていたはずなのですが、そんなの見えませんし思いもよりません。でもひょっとしてと思い、付けるときにショートさせないように細心の注意を払って付けたプラマイ1mmしか隙間がないLEDのハンダを外して、目を凝らしてプラマイ入れ替えました。豆電球と違ってプラスマイナスがあることは友達から聞いていたからです。点きました。ええー?と思ってネットでコネクターの評価を調べると「プラスとマイナスが逆です」がわんさか出てきます。「間違えると困るので、専用の道具で全て入れ替えました。めんどくさかったです」そんな工具持ってないよ。だいいち、そんなとんでもない商品売っていいの?

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 でも、断線はしていないから、反対につければいいや。それが甘かった。本体東京マルイはもちろんホットプラスのまともな配線、付け加えた入り口の電源と出口の出力の配線が逆。しかも出力の受けのコネクターもプラマイ逆。反対の反対の反対は反対の反対の反対なのだ、訳がわからなくなってくる。考えに考えてハンダ付したらたいてい逆。疲れた、、、、

 

 なぜこんなに大量に買ったのか?私には夢がある。世のオークションで、ジャンクという汚名を着せられているゴジラたちの社会復帰だ。フィギュアとして飾られるだけでなく、歩き、しっぽを振り、吠える、そして背びれを発光させ火を吐くそういう姿で世に復活させることだ。

 

 本体にセットすると実験では爆煙を吐いていた噴射器から煙が出ない。心なしか音が違う。風量が少ない気がする。もしかして。取り出して本体から電源を取ったまま噴射器のカバーをバラして回す。やっぱり逆に回っている。風が出ないはずだ。またハンダ付をやり直す。

 でも、まともに回っても煙が出る時と出ない時がある。回し続けていると煙が出るが、一旦止めると次が出ない。電子タバコを口で吹いてみると、最初プチと音がする。成分が空気取り入れ口を固めているのだ。従って出始めにはかなりの風力が要ることがわかった。外では最初から煙が出るが、ゴジラ本体の狭い空間に噴射器を入れたため、空気取り入れ口がふさがれて十分な性能が発揮できていないのだ。ファンの方向を水平から垂直に変えると空間が生まれるが、高さが増し、本体に入らなくなってしまう。暗礁に乗り上げた。でも、負けるもんかあ。私には次の手がある。