maturimokei’s blog

俺たち妄想族

2022-01-21から1日間の記事一覧

「羅生門」論2

三 「低徊」について 「低徊」も気になる。現在そう使う言葉ではない。低徊の使用例は、自らを低徊趣味といった漱石の『三四郎』(明治四一)では五例見られる。 ○ 三四郎は勉強家というよりむしろ彽徊家なので、わりあい書物を読まない。その代りある掬《き…